2016の夏が終わって秋へ。今年の夏はほとんど暑かった覚えがないのだけど、それもそのはず。月宵は8月の半分近くを北欧のスウェーデンで過ごしたのでした。2回目のヨーロッパで、白夜とかの慣れはあったとはいえ、それよか北の大地は夏でもめっちゃ寒かったよ!

スウェーデンの日常のことは、自分のブログにまとめたのでそちらで。

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今回、大きく5つのステージがあったのですが、日本でいうライブハウス的な場所は一箇所のみ。あとはPUBやお店の屋外のステージでの演奏。つまり音響的には決して良い環境ではなかったのだけど、やっぱり月宵の海外でのリアクションは、いつもながら最高でした。特に初日の一発目からアンコールをいただいた、これは忘れられないね。

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驚いたのは箏の音。あんなにスパーン!とダイレクトに響く音を日本では聞いたことはなかったし、フランスでも感じなかったから、あの気候と環境のせいなのだろう。

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自分的には、ピアニカを外で弾くのはとても気持ちいいので、毎日楽しく演奏できましたよ 😉

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そして何より今回一番の出来事は『Cholera Jasna』とのコラボレーション。彼らはストックホルムを中心に活動する4人組のバンドで、インストを中心にかなりテクニカルな演奏をするのだけど、2日目の演奏を見て、何か通じるところを感じたんだよね。なんかやってみない?って軽くお声をかけたら、向こうもとても興味を持ってくれてて、3つ目のステージのこの日、初めてセッションをしたのでした。気がつけばMayaも一緒に入って、月宵始まって以来の大所帯バンドじゃないか!

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そして先に書いたライブハウスでは、実は月宵の単独の時間を取ってもらえず、それを知ったCholera Jasnaメンバーの提案で一緒にステージに載ることに!このステージがこのツアーの中で最高に楽しい時間となったのは言うまでもなく。リハーサル無しでここまで入り込んで演奏できたのは自分でも不思議なくらいでした。

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そして気がつけば最終日。みんなとっても別れを惜しんでくれたし、自分もそうだけど、でも一度あんな形で音楽で繋がった人たちとは、きっと一生繋がっていられる気がしているんだよね。

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2週間。思い返しても決して簡単な旅じゃなかったけど、それでも参加して出会った全ての人のおかげで、かけがえのない経験というものをできたことは間違いない。

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そしてまた次に会う時には、きっと新しい創造があることを楽しみにしておきます!

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ALL PHOTOS by Ellenote Photography